脳内ホルモンのスゴサ。
中野信子さんの「空気を読む脳」を読んでみました。
この人の本は初めてです。
最初の方はちょっとわかりにくくて、10ページ目くらいであやうく挫折するところでした。
でも目次のタイトルがキャッチーなので、気になったところから読み始めたところ、面白く読めました。
まあ、いろんな感想があると思いますが、ちょっと救われるなと思ったところを抜粋してみます。
主に脳内のホルモンの作用について書かれているもので、結果こういう傾向が生まれる、という記述になっています。
例えば女性は男性に比べて、52%もセロトニンの合成能力が低いという研究結果があります。(つまり女性は男性に比べてセロトニンが少ないのです。)
セロトニンが脳内で少ないと、不安感が増したり、意欲が減ったりして、うつ状態になりやすいのだそうです。
ですが、なぜ女性が不安感を持つような進化を遂げたのかというと、子孫繁栄のためには子供を守り抜く能力が不可欠で、不安感がそのために必要だったから、ということだそうです。
ああ、なるほど女の人が色々考えちゃうのは、子供を守るという本能からなんだ、と思うと、男性のちょっとした無頓着さも許せる気までしてきます笑
【「すぐに返信しない男」と「既読スルーを我慢できない女」】という項目もあって、これもセロトニンのなせる業といいますから、男性には悪意がないんですよ、ってことです。
女性の皆さん、ちょっと楽になりませんか。
そして耳寄りな情報です。
セロトニンを増やすためには、日光を浴びるとよいのだそうです。
それも起床直後の30分間の間に15分から30分間(起きて30分間、日の光を浴びるというのは。。。朝は忙しいですからね。)浴びるとよいそうです。
「冬季うつ病」という病気がありますが、私の友人の妹さんも、日本海側にお嫁に行って発症しました。
関東の実家に帰ってくると、症状がやはり軽くなったそうです。
最近ステイホームで家にこもりがちで、気分がすぐれない、ちょっと落ち込みがち、などという時は、思い切って早起きして、起床直後の30分に日の光を浴びてみるのはいかがでしょうか。
午後に眠くなるかもしれませんが。。。笑
朝起きて日の光を浴びると元気が出る、という話は、脳内のセロトニンが増えているためなんですね。
侮れないですね、脳内ホルモン!!!
でも上手に付き合えば、結構生きやすくなるかもしれませんよ。そんな感想を得られました。
ご興味がありましたら、ご一読をお勧めします。
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