病名はフィッシャー症候群!
聞きなれない病名だと思います。
「フィッシャー症候群」
なんと100万人から200万人に一人の割合でしか発生しない病気だそうで、
国の難病指定を受けていますが、発生件数が少ないせいでしょうか、公費の
補助はありません。
入院した近所の大学病院でも一年間に2~3名の患者がいるかどうか
というくらいのものだそうです。
数か月で完治し再発しない、というありがたい病気で、
一時的には寝たきり状態にはなりましたが、回復も
早いようです。
原因はよくわからず、きっかけは風邪の菌を攻撃するための体内の抗体が誤って自分の末梢神経を攻撃してしまって起こる病気です。
ですので、筋肉に信号が届かず、歩行困難、呼吸不全なども起こすケースがありますが、
軽い場合には、目が見えづらいくらいの症状で普段通りの生活を
送れるケースもあるようです。
私の場合には中程度の重さらしく、それでも一時は寝たきりで、嚥下障害、呼吸困難な状況がありました。
ドクター曰く、「この病気は症状の程度が自転車からフェラーリくらいまであるけど、田中さんはレクサスね。」つまりまあまあ重いということです。
全身がしびれて感覚があまりなくなってしまい、それに気づくこともできず、何がどうなっているのかわからない日が一週間ほど続きました。
それでも2週間あまりの入院というのは比較的短い方だったようです。
早く家に帰りたかったので、リハビリをかなり頑張りましたが。。
当初は、3週間の入院後、3か月のリハビリ病院に入院の予定でしたが、体がだいぶ動くようになりましたので、2週間ちょっとで退院できました。
日々の暮らしの所作はよいリハビリです。洗濯物を干すのも随分大変ですけれど。
家に帰って最初のころは物の重さに驚きました。リビングの椅子が重くて持ち上げられないのです。筋肉の大切さに気付いた次第です。
今は(発症から3週間経過)家のことはだいぶできるようになりました。
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