筋肉の根元をほぐしてます
東京の雪は意外と降り積もりました。
この写真は月曜日の夕方のものです。
雪が降ると、お隣の屋根が東山魁夷の絵のようになるので、毎回楽しみにしています。
ね、色もちょっと似てるでしょう?
この絵は京都の街並みを描いたもので、今は山種美術館の所蔵です。
そして今朝ベランダに見つけた氷。
何でこのカタチなのかなあって不思議です。
風で水が波打っているように凍ってしまうって。凍ってゆく過程でこのような形になるんですね。
その様子をビデオカメラで収めて早送りで見てみたい。。そんな欲望が沸々と。
日が上るとあっという間に解けてしまって、一瞬の造形でした。
それにしても雪の後の空気は澄んでいます。
雪が空気中の汚れを全部取り去ってくれたようです。
体に入ってくる冷たい空気が心地よいです。
さて、ここのところ1週間ほどご無沙汰していましたが、その間に読んだ本がこれ。
図書館の書棚で見つけました。
「神経はじき」と言う聞きなれない言葉に惹かれて借りてきたのです。
読んでみましたところ、神経への刺激ではなく筋肉の始まりと終わりの部分を押すマッサージのやり方でした。
神経への刺激は、やり方を間違えると神経を傷つけてしまうこともあって、症状を悪化させてしまいます。
「神経はじき」の施術は、ここのサロンで受けるしかなさそうです。
とはいえ、筋肉の始まりと終わりの部分を二箇所同時に刺激すると言うのは新しい。
使うのはテニスボール4個です。
やり方をここで掲載することはできませんので、気になる方はこの本を読んでみてください。
筋肉というのは、骨格筋と平滑筋があって、ストレッチなどで伸ばすのは、骨に繋がっている骨格筋です。
その骨格筋は、腱で骨に繋がって体を動かしています。
その筋肉が硬くなると、歪みや痛みなどを生じやすいのです。
筋肉を緩めるというのは意外と難しいものです。
ストレッチをすればいいのかもしれませんが、伸ばしすぎると反動で硬くなったりします。
毎日使っているものですが、使い方がアンバランスだったり、過度に使いすぎてもすぐに硬くなります。
テニスボールなどで筋肉そのものを圧迫するマッサージなども、よくみますが、押し過ぎれば筋肉を傷めてしまい、炎症が起きれば治癒の段階でまた筋肉は硬くなってしまいます。
いわゆる「もみ返し」の状態です。
ですので、筋肉そのものではなく、筋肉と骨のつなぎめの部分を数回圧迫するのです。
筋肉の根本を緩める感じです。
バレエのレッスンの後などふくらはぎの筋肉を緩めるために、アキレス腱のすぐ上をてで揉でいます。
すると、筋肉が緩んできます。もみ返しもありません。
筋肉を骨に繋いでいる部分は、普段から一番テンションがかかっている部分です。
引っ張られっぱなしですから、硬くなりやすく、押すと痛みがあります。
そこをケアすればいいんです。
私は難病で歩けなくなった時、その後のリハビリでは、筋肉の激痛に散々泣かされました。
病気で痩せ細ってしまった筋肉を使えば、体の重みを支えるという負荷で一気に筋肉は固まります。
それを動かすと超激痛なんです。グサって刺されたみたいな痛みです。
一日中ストレッチしていてもすぐに硬くなるし。。。でドクターに言ったことがあります。
「筋肉を緩める筋弛緩剤とか飲んじゃだめなんですか⁉️」
その薬では全身の筋肉が緩んでしまうよ、とのこと。
口も閉まらないし目も開けられない、、それでは難病の初期症状と同じです。
なので筋弛緩剤は諦め、ひたすら動かして筋力をつけながら、ストレッチを繰り返しました。
痛くて痛くて鎮痛剤を飲みながらです。
この筋肉の付け根をほぐすやり方は、病気の後しばらくして知り合いのトレーナーから教わったものです。
筋肉を使って鍛えたら、そのあとは筋肉の付け根をほぐしておく、ただのそれだけのことですが、とても楽になりました。
おかげで今では何不自由なく身体を動かせるようになっています。
この本で紹介されている2点同時のやり方は、美容目的だけではなく、そんなリハビリにも使えるかと思います。
年齢を重ねても、筋肉を痛みなく使い続けるために、筋肉のケアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
それだけではなく、筋肉が柔らかくなれば、老廃物も流れますので、むくみの改善にもなりますし、ダイエット効果だって期待できます。
筋肉、侮れません‼️
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