【放射線のこと 一緒に勉強しよう!】 に参加しました。②
さて前回の続きです。
原発事故でばらまかれた放射性物質はわずか両手に乗るくらいのモノ。
ですが、これが非常に厄介で、これらを確実に除去することがいまだにできない。
特にセシウムは土壌と親和性があるため、土にくっつくとなかなか分離が難しいとのこと。
そのため、除染で集められた大量の土が、処分待ちの山となって増え続けています。
土壌だけでなく「汚染水」といわれる、大量の水もどんどん増え続けています。
それらを効率よく安価に処理する方法が、世界の頭脳をもってしてもいまだ解決していないという現状があります。
と、絶望的なまま終わらないのが、小豆川先生の素晴らしいところ。
それではこの世界でいかに暮らしていけば、放射能のリスクを減らせるのか。
その話にも長い時間が割かれていました。
その中で先生が話されたことです。
セシウムは体外に排出されるので、継続して高い数値のモノを摂り続けなければいい。
そのためには、出回っている食品の数値がどの程度なのか知っていたほうがいいということ。
この時に東京産と、福島産の農作物の数値が提示されていましたが、ほとんど変わりありませんでした。ただし、キノコや山菜、またそれを食べるイノシシの肉などからは、高い数値が検出されていましたので、そういったものは計測してから食べる、または食べない選択をする必要がある。
とにかく不安がらずに、相手を知ることが大事。そのためには計測することがとても大切だということ。
現在も小豆川先生は原発周辺の計測を続けられていらっしゃいます。
その動画を上げられていましたので、リンクを貼っておきます。
【帰還困難区域ってどんなところ?】(約40分)
限定公開のため動画を張り付けられませんので、画像の下にリンクを貼っておきます。
こちらの動画です。
https://youtu.be/K5NE56ZSXT4
帰還困難区域に私たちが入ることはまずないと思いますので、現地からの貴重な映像です。
是非ご覧ください。
うちで入っている生協では、農産物のセシウムの計測の数値が毎月提示されています。
最近は少し鈍感になってきていましたので、改めて確認したいと思います。
丁度この勉強会の前日に長野に行き、庭に生えていたフキノトウをとってきたばかりでした。
原発事故直後、軽井沢にもかなりの量の放射性物質が降ったとされています。
捨てようかと一瞬思いましたが、ワタシが食べる分にはいいわ、と一人で食べました。
娘には上げません。キモチ的な問題ですけれど。
ということで何かのご参考になりましたら幸いです。
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