縮んだ身体を伸ばす!その2
昨日書いた記事の補足です。
身体を伸ばすにはストレッチ、の選択肢が普通なのですが、ぶら下がることは背骨や腰回りへのアプローチとして即効性があります。
自分の体重の負荷をかけられますし、また腕以外は脱力している状態なので、背骨を伸ばすのに良いのです。
実はぶら下がりの効果に気づいたのは、フィッシャーでまともに歩けなくなった時でした。
筋肉がすっかり落ちてしまったために、背骨が支えられず間隔が詰まってしまい、腰はヘルニアになるし、脊柱管狭窄症にもなるしで痛くて大変でした。
やっと歩くものの、50メートルも続けて歩けず、車いすも本気で考えました。
だって楽なんですもの。
で、何で痛みがあるのかというと、背骨がまっすぐ立てられず、前かがみの姿勢だったからです。
腰の曲がったご老人の気持ちが痛いほどわかりましたよ。手押し車を使いながらだと痛みがなく歩けるんです。
ですが、まだまだいろんなことをやりたい。
で、リハビリに通うのですが、
「もっと背中を立てて歩いてください」
といわれるだけです。できないからこの姿勢になっているんです。
で、腰のマッサージやらストレッチやら機械での牽引やら数ヶ月間にわたってやりましたが、あまり変わりませんでした。
いやあ困ったなあ、と思っていたところ、
「そうだぶら下がってみよう!!」
と突然思いつき、ぶら下がりました。
すごーく背骨が伸びる感じがしました。
で、鏡を見たら背骨がまっすぐ立ってる!!
一回で!!
そうです、背骨の間が詰まってしまっていたため、自然なS字が描けなくなってしまっていました。ぶら下がることで、背骨の間に隙間を作ることができたんです。
いやはや驚きました。
それからはリハビリも早かったです。
理学療法士さんに話しても、反応はいまひとつでしたが。
背骨のアライメントを整えることはとても大切です。
神経も周辺に通っていますし、何より身体の中心ですから、ココのバランスが悪いと、全身に影響が及びます。
実は東京バレエ団のプリンシパルの上野水香さんも小さいころから、ぶら下がり健康器にぶら下がっていたそうです。
興味深かったのが、股関節を緩めて外せる、ということでした。
なかなか日本人では難しいのですが、ぶら下がってそんなことができるのであれば、みんなやるといいのにと思います。
大人がやると怪我になりますが。
そしてぶら下がった後は、伸びた背骨回りをストレッチで更に整えましょう。
普段伸びなかったところも伸びやすくなっていますよ。
わずか1分です。是非おためし下さい。
0コメント