守護霊のトコおばちゃん。
ある日夢枕にお地蔵さんが立つので、気になる場所を掘ってみたところお地蔵さんが次々に地中から出てきたそうです。
今はお地蔵さんの近くにお堂が立っていますが、以前はただの野原でした。
トコおばちゃんによると、持って行った人はかならず身内に災難が降りかかって、怖くなって返しに来るんだそうです。
その時にごちそうになった花豆のおこわが忘れられなくて今でも時々作ります。
生前の父によく持っていたものです。
父の癌がわかる少し前、突然トコおばちゃんのことが気になって、父に庵のところまで連れて行ってもらいました。
当時野原にぽつんとあった庵は、40年近く経ったいまは周りの木が育って雑木林の中にありました。
その石碑の下におばちゃんの髪の毛が埋められています。
何か意味があるのかわかりませんが、不思議な春分の日の朝です。
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