薬やサプリメントの足跡
こんにちは。ご無沙汰しておりました。
平日は雨が多かったですが、今週末はいいお天気ですね。
色々と助かります。
さて少し前からマンツーマンで講座をやっているのですが、その中で生徒さんから質問がありました。
「どうしても何度リンパドレナージュをやっても身体の反応がない人がいるんですが、なぜなんでしょう。」
ワタシにも経験があります。
普通は身体に触るとすぐにいろんな音が聞こえてくるのですが、終始無音の身体に接する機会があります。
人間の身体は水風船みたなものですから、一部分でも少しの流れが生ずるとそれに伴っていろんなところも流れてくるのが普通の反応です。
ところが、薬やサプリメントの長年の服用で身体の一部分が凝り固まってしまっている方がいらっしゃいます。そのような方の身体の中は流れがストップしています。
無反応の身体の出来上がりです。
ワタシの師匠に会った時、開口一番「サプリなどとっていらっしゃるかしら?」と聞かれ、とっていないとこたえますと、「それはよかったわ」とにっこりされました。
ワタシも長く他人様の身体に触る様になって、そのことが痛感されます。
そしてとても残念になります。せっかくドレナージュしても流れないからです。
そんな時には必要のないサプリをやめていただき、薬もできるだけ減らす方向へ時間をかけて促します。
疾患のある方もいらっしゃいますので、その時にはさらに慎重に行います。
ドクターによっては、患者からの薬を減らしたい申し出に、強い反応をされる方もいらっしゃいますのでとても難しいです。
ただ、ドレナージュを続けていると、不思議なことにだんだん薬がいらない身体になっていきます。
時間はかかりますが、中には睡眠薬や抗うつ剤を減らすことのできた方もいらっしゃいます。
ほとんどの方は薬やサプリを身体に良いものとして考えますが、とらずに済むならできるだけ取らないほうが身体にとっては良いようです。
もちろん痛みがあるのに薬を服用せずに我慢するのはよくありません。
ワタシも腰痛の時には鎮痛剤に大変お世話になりました。
ですが鎮痛剤に頼ることなく、薬を減らすために自分でいろんなことをしますよ。
筋トレもバレエのレッスンもストレッチもそのためです。
このコロナの状況下で、同年代の友人たちのほとんどに春ごろから痛みが発生しています。
ですが、ワタシのように考えないのが普通なので、同じころに肩や腰に痛みを発症したものの今でも通院していますし、お薬ものんでいます。
で、家で筋トレすることもなく、です。
実は病院は違っていたのですが、たまたま友人二人と同じ理学療法士さんに治療を受けていました。
その理学療法士さんに言わせるとワタシは、「マダム ストイック」だそうです。
普通はみんな家でやらないんだそうです。びっくりです!!
その差って大きいと思います。
ワタシは一度大きな病気をして歩けなくなったことがあるので、絶対にそうなりたくないんです。リハビリもとてもとても大変だったので。
グサグサと錐のようなもので突き刺される痛みを感じながら、身体を動かすリハビリなんて地獄です。二度とやりたくありません。(今から考えるとそのやり方は間違っていたように思えます。)
それに早く治りたいじゃないですか。
結局治すのって本人なんです。お医者さんじゃないです。
薬の力を上手に借りながら、本来の身体の自然治癒力を少しずつ取り戻すのがとても大切です。
以前、樹木希林さんがテレビでお話しされていたのを思い出します。
舞台の仕事が忙しくて休むことができないので、身体の痛みをステロイドで抑え込んでしばらくしのいでいたところ、しばらくして乳がんが見つかった。
身体っていうのは、どこかを無理に抑え込めば反動が出てくるんだなと思った。
そこからはがんとの長い付き合いになりましたね。
がんの原因として考えられるのは、ストレス、化学物質、その他様々で、実際にのところよくわかっていないのが現状です。
ですが薬やサプリの服用は身体に確実に負担をかけます。
もちろん漢方薬も薬のうちです。
副作用の出方も人によってそれぞれです。
お薬との付き合い方、皆さんがもっと上手になられるといいなあと思います。
ワタシは病院で処方されるとこのサイトでまずは調べて、どのような反応があるか必ず確認します。で、その反応が出たら、次の診察のときにドクターに伝えます。
すると薬を変えてくれることも多いですよ。
ぜひ参考にされてみてください。
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