人に触れるということ。
こんにちは。暑いのか寒いのかわからない日です。
さて今読んでいる本のご紹介です。
近頃人に触れるとはどういうことか、考えさせられることが多くて。。。。
そんな時に本屋さんで見つけました。
例えばホットコーヒーとアイスコーヒーを手渡して各被験者たちに架空の人物像を考えさせると、ホットコーヒーを持った人たちは温かい人という印象を持ったという有意の実験結果が出たそうです。
つまり短時間温かい感触を手に感じた人は、人に対しても温かい感情を持ちがちになるということです。
触るということが、どれほど人間にとって影響があるのか。
現在においてもそれほど重要視されていない気がします。
というのも先日助産師さんから聞いた話です。
産後のお母さんから「赤ちゃんって抱っこしなくちゃいけないものなんでしょうか」と質問を受けたとのこと。
超びっくりです。
確かにワタシも子供が小さい頃は、重いし手がふさがるしで、抱っこしないで済むならと思うこともありました。
でも抱っこするのは、お母さんの癒しにもなると思います。
そして赤ちゃんは、是非抱っこしてあげてください。抱っこされている子とそうじゃない子は抱っこするとすぐにわかります。それだけ影響があるということです。
抱っこに慣れている子供は、ぴったり吸い付くように抱っこされるので、重くないんです。
片手で十分です。
ですがそうじゃない子は、変に身体に力が入って反り返ったり、おさまりが悪くて落としそうになるので、怖くて片手では絶対に無理です。
つまり姿勢が安定しないんです。
手前味噌になりますが、下の子は二歳くらいの時、「お宅のお子さん抱っこしていると気持ちいい」と保育師さんからお褒めいただきました。
だって散々抱っこしましたから(;'∀')
ほぼフルタイムで仕事もしていたので本当に忙しくて、保育園に迎えに行って帰宅後すぐに晩御飯のしたく。
すぐさまおんぶです。
下に置いて泣かせている暇さえありません。そんな感じでした。
昔の人みたいとはよく言われましたが、泣いている子供をほったらかしにしていては何事にも集中できません。
おんぶでも抱っこでもいいですから、赤ちゃんの時はできるだけ肌にぴったりくっつけておいてあげてください。肩こりもすごかったですけれど。
そして最近ドレナージュを人に教えるようになって、改めて触り方がかなり大切なんだと気づきました。
先日の講座で試しに「心を込めて」やる場合と、そうじゃない場合を比べてみました。そうすると明らかに身体の反応が違うんです。
眠ってしまう、のもそうですが、トイレに行く回数が急に増えたり、先日のように姿勢までが変わったりと、身体からは様々な反応が起こります。
講座の生徒さんがお嬢さんをモデルに練習にしていらっしゃるのですが、「心を込めて」を意識したら、あっという間に寝てしまったそうで、「それまでいかに気持ちがこもっていなかったかがわかって反省してます。」とのことでした。
「人間の身体に触るということはとても怖いことなのよ。」と師匠の先生が常々おっしゃっていらしたのを思い出します。
触り方ひとつで身体の反応がこれほど違う謎が、この本で少しでもわかるといいなと思います。
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