この特殊なヘッドフォンをつけると、左右交互に音楽や自然の音が聞こえてきます。

するとどうでしょう。

音のする方の耳の奥が、キュッっと引き締まる感じがするのです。

まるで脳の中を手で掴まれている感じです。

それが左右で交互に起こるので、まるで乳搾りのようなことが頭の中でおこなわれているような感覚に陥りました。

耳の奥が左右交互にキュッ❗️キュッ❗️って。

なんだ、この感覚はっ‼️

とビックリです。

普段の生活の中では、音は両耳で聞くものなので、片側だけの音ってすごくストレスなんですね。

なので音がする片側の耳だけが緊張している感じです。

この耳の奥が交互に掴まれる感じがいつまで続くのかしら、ってちょっと不安になり始めた頃、両耳から綺麗な音楽が聞こえてきます。

すると、今まで緊張していた耳の奥が一気に緩んだのです。

何だか脳みそがふわっと軽くなりました。暖かく柔らかいものに包まれて浮かんでいるような感覚です。

ぎゅっとされていた耳の奥が一気に開放されて、まるで脳の中をマッサージされたような、そんな気分です。

全部で30分くらいのうちの、10分だけ試させてもらいました。

そんな短時間でしたが、終わったあとはものすごく頭がスッキリしたのです。

この音による刺激では、副交感神経が活性化する効果があるのだそうです。

そのことによって脳内の血流が増えるそうです。

古島さんによると、この音による刺激の後にトリートメントをすると、リラックスの度合いが深まって、トリートメント中に眠ってしまう方が続出なのだそうです。

副交感神経が活性化しているためですね。

そして副交感神経を活性化するだけでなく、実際に難聴や、目の疲れなどにも効果がみられたとのこと。

眼圧を下げる効果も見られたそうです。

頭の中はみんな繋がっていますので、さまざまな効果が期待できそうです。

音による耳への刺激で、脳に近い部分へアプローチできるのですね。

その可能性の素晴らしさを教えていただいたことも嬉しかったのですが、

その脳内スッキリ効果のおかげで、何だか仕事の捗り方も全然違うのです。

そして考えました。

耳への刺激を他のカタチでできないだろうか、と。

それで思いついたのが耳を引っ張ること。

ことあるごとに耳を引っ張ってみています。

それも片方ずつ、交互に。

残念ながら、耳の奥がキュッとする感じは得られませんが、耳を引っ張ることで刺激はあります。

また、耳を引っ張ることで、耳周辺のリンパが刺激されて、顔色がよくなります。

実は耳の硬さって、ひとによって全然違います。

耳を使う仕事をされている方は、特に硬いことが多いです。

例えば電話を受けるお仕事の方は、本当に硬くてプラスティックみたいな耳になっています。

絶えず耳がストレスを受けているために、硬くなってしまうのですね。

耳殻は柔らかくても、耳の付け根が異常に硬かったりと、硬い部分もひとそれぞれです。

ですが、耳を引っ張ることを繰り返すと、あっという間に柔らかくなります。

健康法実践編