リンパドレナージュでホームケア
こんにちは。
今日はだいぶ暖かい日になりました。
先日大阪へ娘のケアに行ってきました。
今回わざわざ行ったのは、ちょっと気になることがあったからです。
何が。。と言いますと
乳腺炎になって一週間経っても痛みが消えない
赤ん坊におっぱい飲ませてもあまり変わらない
肘の先の腕にまで腫れが及んだ
そして一番気になっていたのは、
妊娠中左腕にワクチンを打ってから、左側だけひどい肩こりが続いていた
今回も症状が出ていたのは左側だけ。
これは、今まで色々なお客様で見てきた乳腺炎とはちょっとちがうかも知れない、という予感がしたのです。
出産した産婦人科も受診しましたが、これはちょっと違うから大きな病院で、と言われてしまったのです。
大きな病院の予約がすぐには取れなくて、時間がありましたので受診の前に様子を見たくて、急遽大阪へ。
最初、胸に触っても腕に触っても痛みがありました。
「あ〜痛い痛い‼️」と身体を捩るほどです。
ちょっとイヤな予感です。
そしてさらに娘の身体を色々触ってみてびっくりしました。
身体の中に小さなぶつぶつの出来物が数え切れないほどあるんです。
ゾッとしました。
これほど怖いと思ったことは20年この仕事をしてきましたが、一度もありません。
ガンを始め色々な症状の方を触ってきましたが、こんな変な身体は触ったことがない。
娘を怖がらせてもいけないので、そんなことは知らんふりのままで、とにかくまずは頸部から始めて全身の流れを良くします。
すぐにお腹から音がして、流れているのがわかります。
よしよし身体の機能はまだ大丈夫、とちょっと安堵しました。
そして頸部と腹部が終わってから、そのぶつぶつに取り掛かります。
普通は触らないです。広げても良くないのでと。
でも、痛みがそれほどでもなく炎症もなさそう、そして何より娘なので触ります。
一つずつそのぶつぶつに螺旋を描いてトリートメントします。
カタチが滑らかで、硬さもそれほどではないのでさらに安心します。
悪性のものはカタチがイビツだったり硬かったりしますので。
螺旋を描くうちに、一つずつ次々と消えていきました。
一つが消えると、その周辺がどんどん自然に消えていきます。
そのぶつぶつの正体は。。。。リンパ節です。
そこら中のリンパ節が硬くなっていたんです。
そんな状態ではリンパ液もきちんと流れませんので、痛み物質も身体に残って、痛みが出やすくなります。
あ〜よかった。
消えなかったらどうしよう、そうなるとかなり重篤だと思わざるを得ない、とドキドキしながらでしたので本当に安心しました。
ぶつぶつは腕に胸にとあちこちにありましたが、外から触れられる部分は全部なくなりました。
一時間もやっていたでしょうか、通常よりもかなり長めですが、帰るまでに結果を出さないといけなくて、そこは娘に頑張ってもらいました。
まだ若いですしで体力もあるので。
ですが終わった後はフラフラです。
流れが一気についているので、身体が追いつかないんです。
「脇の下に冷たい液体がサラサラ流れてる感じがする」
そうそうそれでいいのよ。
フラフラが治るまで、しばらく横になって休んでもらいます。
そのあとは、流れが良くなるのでトイレがものすごく近くなります。のども乾いたと水もゴクゴク。
そして、トイレに行ったり水飲んだりと過ごした数時間後にもう一回ドレナージュ。
一日に何度もドレナージュするのは、身体に大きな負担をかけますので、お客様にはできない方法です。
ですが、私がいるうちにとにかくできるだけ流す、とやらせてもらいました。
2回目は軽く短めに、フラフラが出ない程度に収めます。
2回目が終わって、さらに痛みが減りました。
触れないほどの痛みがあるところは、後は脇の下だけになりました。
小さなぶつぶつも消えたままです。
よしよし、これで多分大丈夫。
その翌朝、さらに痛みが減って、触れない場所はほとんどなくなりました。
そしてもう一回短めにドレナージュ。
リンパ液はじわじわとゆっくりとした流れですので、ここから一週間ほどかけて更に良くなるでしょう。
今日大きな病院を受診する予定でしたが、昨日娘から「痛みがほとんどなくなったので受診はやめました」の連絡が。。
ほっと一安心です。
思い切って行ってよかった、って心から思いました。
そして帰る前に、娘に自分で鎖骨のところだけはやるように、と釘を刺しておきました。
すると娘からは
「夜寝る前にやると翌朝スッキリ起きれるし、鎖骨だけでもトイレがちかい」
とのこと。
ウンウン、やり方あってるみたいね。
身体の中では一体何が起きているかなんて、誰にもわかりません。
ですが、流れを良くしておけば大抵のことはなんとなく大丈夫そうに思えます。
身体は7割が水です。
その流れが良くないと、水が澱んで汚れてしまいます。
そんな中に細胞が浮いている状態というのは、あまり喜ばしいことではありません。
今回の娘の件で、この技術を知っていて、本当によかったと心から思いました。
このままリンパ節が腫れた状態を放置しておいたら、どうなっていたのかと思うと怖くなります。
2年にわたるマンツーマンの研修は本当に大変でしたが、いつでも真摯に厳しく教えていただいた田中智子先生と、今は亡きVirginiaに感謝の念が絶えません。
全ての基本となる鎖骨のところのドレナージュはこちらで紹介しています。
ご参考になりましたら幸いです。
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