リンパを流す方向はただ一つ‼️
こんにちは。
すっかりご無沙汰いたしております。
このブログをみていただいた方から、一体何をしている人なのかわからない、と率直なご意見をいただきましたので、たまには仕事のことも記事にしようと思ってこの記事を書いています。
そう、私はリンパドレナージュのセラピストを生業としています。
もう、かれこれ15年以上になります。
コロナ前は都内で開業していたのですが、コロナ禍でその場所が使えなくなってしまったので、いまは場所を移して細々と続けております。
今現在このブログの親ページを作成中です。
以前のものはあるのですが、スマホに対応していないので根本から作り直しています。
以前のものはこちらです。(情報量が多くてよみずらいかもしれません)
さて、動画について、ご質問がありましたので、もしや皆様お困りでは⁉️と、こちらで説明させていただきます。
セルフでリンパ液を流す動画をあげているのですが、指をどちらに回すのかわからない、とのこと。
それは大変‼️一番大事なところですので😲
この二つの動画の、鎖骨のところの指の動かし方です。
これは、いずれの場合もまずは外側に向かって縁を描き、一周して戻します。
ちょうどカエル泳ぎの要領です。
こんな感じです。(線がガクガクですみません❗️)
この時に皮膚の上では、指を絶対に滑らせません‼️
ピッタリと指を皮膚につけて、皮膚だけをずらしていく要領です。
一周5秒ほどかけてゆっくりと円を描きます。
最初の3秒は少しずつ圧をかけて、残りの2秒でチカラを抜いていきます。
とても繊細な動きですが、この動作がリンパ液をどんどん流していきます。
その時のタッチはできるだけ軽く
強く圧してしまうと、リンパ管が潰れてしまい、リンパ液も流れません。
軽く触れながらも、皮膚の上を滑らせない、というチカラ加減が難しいですが、そこは頑張ってやってみてください。
この円を描きながらリンパを流す、というやり方が、とても効果があるのです。
そしてリンパ液を流す方向はただ一つ。
鎖骨に向かって
なぜなら全身のリンパ液は鎖骨下静脈に集まるからです。
リンパドレナージュ、リンパマッサージ、いろんな呼び方がありますが、私はこのやり方が一番効果があるように思えます。
他のトリートメントで、過去の傷が綺麗になったり、動かなかった組織が動くようになったりと、そんなことをあまり聞きませんので。
その切れ味の凄さは、他の何にも負けない素晴らしいものです。
それは19世紀に考案されたリンパドレナージュの、その当時そのものの形を残すからです。
15年ほど前でしょうか、都内の形成外科のドクター(かなり著名な方です)の前でデモンストレーションをしたことがあります。
その時にそのドクターがおっしゃいました。
「何十年も前にフランスで見た手技を、まさか今見られるとは思ってもみなかった。」
そのデモを見た後で、この施術ならと私にご紹介いただいたお客様は、手術で顔面神経を誤って切られてしまった方でした。
そのため、口がきちんと閉じられず、食べるのにも苦労する状態でした。
手術の後からご紹介いただくまでの3年間、その先生のもとでずっと様々な治療をされていたのです。
でも、口をきちんと閉じるまでには至っていませんでした。
ですが、トリートメントを始めて3ヶ月もしますと、ストローが使えるようになったとのことでした。
わずか3ヶ月で起きた変化に、お客様もそのドクターも、そして私もびっくりでした。
普通に食べたり飲んだりができるようになることで、お客様の生活の質がとても上がったのが、何より嬉しかったです。
身体の持つ可能性は計り知れません。
それを引き出すチカラがこのリンパドレナージュにはあるのです。
私にはこのリンパドレナージュがあったので、珍しい神経の難病になっても、交通事故の脳挫傷で集中治療室に入ろうとも、全然怖くありませんでした。
そんなスゴい‼️リンパドレナージュのことを、一人でも多くの方に知ってもらえたら、と思っています。
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